こんにちは!
かんたん世界の神話入門の時間だよ!
今回は、いつもとはちょっと趣向を変えて……
世界の神話に登場する怪物・クリーチャーを
一気にまとめてご紹介するわよ
ギリシャや北欧など、テーマを横断した総集編じゃ
ではさっそくいってみよう!
このシリーズでは、忙しいけど神話についてサクっと理解したいという方向けに、「かんたん・わかりやすい」がテーマの神々の解説記事を掲載していきます。
人間味溢れる自由奔放な神々の色彩豊かで魅力的な物語に、ぜひあなたも触れてみてくださいね。
今回は、世界の神話に登場する怪物・クリーチャー・モンスターの類を、中二病全開で一挙にご紹介します。


「ペガサスに乗ってキマイラを退治するベレロフォン」
西暦2~3世紀 PD
総まとめ!世界の神話に登場する怪物たち!
神話の物語ではどのようなクリーチャーが活躍しているのか、さっそく見ていきましょう。
なにぶん個体数が多いゆえ、当記事での
紹介は一言コメント程度にさせてもらっとるぞぃ
詳細は個別記事でも解説しているから、
よければそちらも見てみてね
意外や意外?見た目は怖いけど王権側にいた怪物たち!
神話のモンスターといえばヴィラン
のイメージが強いかもしれないけど……
実は、王権や主神サイドに味方した
者たちも数多く存在するのじゃ
単眼巨人キュクロプス


『キュクロープス』
1914年 PD
| 名称 | キュクロプス(Κύκλωψ) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 太古の時代から存在する一つ目の巨人族で、英語名「サイクロプス」の方が有名かも。 |
| ゲームなどでは敵役が多いけど、実は鍛冶や細工が得意な真面目な人たちで、主神ゼウス(ΖΕΥΣ)に味方し、数々の神アイテムを授けたよ。 |
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百手巨人ヘカトンケイル


-オリンポスに召喚されたブリアレオス
1795年 PD
| 名称 | ヘカトンケイル(Ἑκατόγχειρ) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 100本の「腕」に50の「頭」をもつとされる、とてつもなく巨大な怪物の3兄弟。 |
| 見た目はエグイけどオリュンポスの神々の味方で、キュクロプスとはほぼ同時期に生まれた兄弟のような存在だよ。 |
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百目の巨人アルゴス


『メルクリウスとアルゴス』
1620年頃 PD
| 名称 | アルゴス(Ἄργος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 100個の「目」をもち、そのいずれかが常に目を覚ましているという、監視役にうってつけの巨人族。 |
| 結婚の女神ヘラ(Ἥρα)に仕える王権側の人物だったが、主神夫妻のゴタゴタに巻き込まれて伝令の神ヘルメス(Ἑρμης)に討伐されちゃったよ。 |
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蛇の怪物ピュトン


『アポローンとピュートーン』
1636年-1638年 PD
| 名称 | ピュトン(Πύθων) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 大地の女神ガイア(Γαῖα)の泥から生まれたとされる太古の大蛇で、神託の聖地デルフォイの守護を担当した。 |
| まっとうな仕事をしていたが、その地位を狙った光明の神アポロン(ΑΠΟΛΛΩ)の矢を受けて絶命したよ。 |
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有翼の天馬ペガサス


「ペガサスに乗るベレロフォン」
1914年 PD
| 名称 | ペガサス(Πγασος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 半神の英雄ペルセウス(Περσευς)によって首をはねられた、蛇髪の怪物メドゥーサ(Μεδουσα)の傷口から誕生した超有名クリーチャー。 |
| コリントスの王ベレロフォン(Βελλεροφῶν)と共に武勇伝を残した後、オリュンポスに昇って神々に仕える天馬となったよ。 |
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冥界の番犬ケルベロス


『ケルベロス』
19世紀 PD
| 名称 | ケルベロス(Κέρβερος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 3つの頭をもつ獰猛な番犬で、冥界の王ハデス(ΑΙΔΗΣ)に仕える出入口の見張り番。 |
| 半神の英雄ヘラクレス(Ηρακλής)の物語に登場するが、意外にも戦ったり傷ついたりはしていないペット枠だよ。 |
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人面の鳥ハルピュイア


『歴史博物館』に登場するハーピー
1642年 PD
| 名称 | ハルピュイア(Ἁρπθαι) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 人間の女性の頭部に鳥の身体をもつクリーチャーで、「突風」や「暴風」を司る精霊。 |
| ゲーム序盤の雑魚敵「ハーピー」として登場しがちだけど、実は「ゼウスの猟犬」として空に放たれ、悪人たちをさらったと言われているよ。 |
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聖なる牝山羊アマルテイア


『ゼウスの子供時代』
1640年 PD
| 名称 | アマルテイア(Αμαλθεια) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 幼少期の主神ゼウスを乳母として育てた牝山羊、または女性の精霊。 |
| 死後、その身体はさまざまな道具の材料として使われ、伝説の防具「アイギス(Αιγίς)」などが製作されたよ。 |
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幻獣アメミト


| 名称 | アメミト(Ammit) |
|---|---|
| 登場作品 | エジプト神話 |
| ひとこと紹介 | ワニの頭部にライオンの上半身、カバの下半身をもつキメラ的生物のビジュアルをしているが、実はれっきとした女神の一柱。 |
| 冥界の王オシリス(Osiris)が主催する「死者の審判」に同席し、嘘をついた罪人たちの心臓を食べてしまうことで、古代エジプト人から大いに恐れられたよ。 |
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8本脚の駿馬スレイプニル


オーディンとその愛馬スレイプニル PD
| 名称 | スレイプニル(Sleipnir) |
|---|---|
| 登場作品 | 北欧神話 |
| ひとこと紹介 | 世界最速と謳われた8本脚の駿馬で、最高神オーディン(Óðinn)の愛馬として世界中を駆け回った。 |
| 最終戦争ラグナロクにおいては、主人と共に巨狼フェンリル(Fenrir)に飲み込まれてしまったよ。 |
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鴉のフギンとムニン、狼のゲリとフレキ


-神々の父オーディン
1882年 PD
| 名称 | 鴉のフギン(Huginn)とムニン(Muninn) |
|---|---|
| 狼のゲリ(Geri)とフレキ(Freki) | |
| 登場作品 | 北欧神話 |
| ひとこと紹介 | 主神オーディンの玉座に侍る、二羽の鴉と二匹の狼。 |
| フギンとムニンはものすごいスピードで世界中の情報収集をしていたけど、ゲリとフレキは主人が残したご飯をひたすらに食べまくっていたよ。 |
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因幡のシロウサギ


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ヒキガエルのタニグク、案山子のクエビコ


| 名称 | ヒキガエルの多邇具久 |
|---|---|
| 案山子の久延毘古 | |
| 登場作品 | 日本神話 |
| ひとこと紹介 | ちょい役で登場する国津神で、ヒキガエルの姿をしたタニグクと案山子の姿をしたクエビコのコンビ。 |
| 厳密には怪物ではなくちゃんとした神さまで、大国主神と少名毘古那神の出会いを助け、偉大な「国造り」の大仕事に繋がったよ。 |
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導きの霊鳥ヤタガラス


| 名称 | 八咫烏 |
|---|---|
| 登場作品 | 日本神話 |
| ひとこと紹介 | 三本足の大きな烏の姿で知られる太陽神の使者、あるいは太陽の化身で、サッカー日本代表のシンボルにも採用されている。 |
| 『神武東征神話』において、後に初代神武天皇と称される神倭伊波礼毘古命の旅路を導いたよ。 |
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その他の体制側クリーチャー


『ヒッポカムポス』
1855年 PD
ヴィランの王道?神々と英雄にぶっ飛ばされた怪物たち!
ここでは、神々や英雄によって討伐・捕縛された、
分かりやすいクリーチャーたちを紹介するわよ
本当に悪者だったわけではなく、完全な理不尽の
被害者である場合も多いのじゃ
最大最強の怪物テュポン


| 名称 | テュポン(Τυφών) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 奈落の神タルタロス(Τάρταρος)と大地の女神ガイア(Γαῖα)のあいだに生まれた神話上最強クラスのモンスター。 |
| 雷霆の神ゼウス(ΖΕΥΣ)を追い詰め、一度は彼を捕らえることにも成功したけど、最終的には敗北して封印されたよ。 |
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海の怪物セイレーン


『セイレーンの口づけ』
1882年 PD
| 名称 | セイレーン(Σειρήν) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 上半身が人間の女性、下半身が「鳥」または「魚」の姿をした、半人半獣のクリーチャー。 |
| 美しく魅惑的な歌声で数々の船を沈め、警報装置や警笛を意味する「サイレン」の語源にもなったよ。 |
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蛇の怪物ラミア


『ラミアー』
1909年 PD
| 名称 | ラミア(Λάμια) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 人間の女性の上半身と、蛇の下半身をもつクリーチャーで、夜になると現れて子どもを食い尽くす、古代ギリシャで最も恐ろしい怪物として認識された。 |
| もともとは美しい女王だったが、主神ゼウスと正妻ヘラのゴタゴタに巻き込まれて発狂してしまった気の毒な被害者。 |
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蛇髪の怪物メドゥーサ


『メデューサの頭部』
1680年 PD
| 名称 | メドゥーサ(Μεδουσα) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | ゴルゴン三姉妹の末っ子で、頭髪の代わりにはえた毒蛇と、見た者を「石化」させる能力で知られたモンスターだが、実は自発的に悪事を働いた形跡は残されていない。 |
| もともとは美しい王女だったのに、海神ポセイドン(ΠΟΣΕΙΔΩΝ)と戦いの女神アテナ(Αθηνη)のゴタゴタに巻き込まれて怪物にされたうえ、ただ生きていただけなのに半神の英雄ペルセウス(Περσευς)に首を斬り落とされた気の毒すぎる被害者。 |
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合成獣キマイラ


紀元前350-340年頃 PD
| 名称 | キマイラ(Χιμαιρα) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 「ライオン」の頭部と身体を有し、胴体からは「山羊」の頭部と乳房がはえ、尾の部分は「蛇」の姿をしている合体系神話モンスター。 |
| ゲーム作品等では間違いなく強キャラとして扱われるが、神話においてはコリントスの王ベレロフォン(Βελλεροφῶν)と有翼の天馬ペガサス(Πγασος)のコンビに、上空から一方的に屠られた。 |
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海の怪物ケトス


『アンドロメダーの救出』
1750年頃 PD
| 名称 | ケトス(Κητος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | クジラや巨大なウミヘビ、あるいはドラゴンにも似た姿で描写された海の怪物で、海神ポセイドン(ΠΟΣΕΙΔΩΝ)に仕えていた。 |
| 半神の英雄ペルセウス(Περσευς)がエチオピアの王女アンドロメダ(Ἀνδρομέδα)を救出する物語など、いくつかの神話に登場したよ。 |
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双頭の犬オルトロス


| 名称 | オルトロス(Ορθρος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 三位一体の怪物ゲリュオン(Γηρυών)と共に伝説上の島エリュテイア(Ερυθεια)に住んでいた、二つの頭をもつ番犬。 |
| 真面目に牛の放牧に従事していたが、『12の功業』で突如現れた半神の英雄ヘラクレス(Ηρακλής)に主人ともども葬られ、大切な牛の群れを強奪されてしまったよ。 |
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九頭の毒蛇ヒュドラ


『ヘラクレスとヒュドラ』
1475年 PD
| 名称 | ヒュドラ(Ὑδρα) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | アルゴリス地方の「レルネの泉」近くの沼地に棲み、周辺の人々に恐怖と混乱をもたらした、巨大な9つの頭をもつ水蛇。 |
| 『12の功業』に勤しむ半神の英雄ヘラクレス(Ηρακλής)に敗北し、その致死性の猛毒は彼が扱う「矢」に塗られる形で活用されたよ。 |
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百頭の竜ラドン


| 名称 | ラドン(Δρακων) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | この世界の西の果てにあるという「ヘスペリデスの園」に棲み、「夕日」の源と考えられた〈黄金の林檎〉を守護した、100の頭をもつ不死の竜。 |
| 真面目に仕事をしていただけなのに、『12の功業』に勤しむ半神の英雄ヘラクレス(Ηρακλής)に襲撃され、不死のはずなのに命を奪われてしまった被害者。 |
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ネメアの獅子


「ヘラクレスとネメアの獅子」
1634年 PD
| 名称 | ネメアの獅子(Νεμέος λέων) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 結婚の女神ヘラ(Ἥρα)によって密かに育てられた、刃を通さぬ鋼の皮膚をもつ巨大なライオン。 |
| 『12の功業』に勤しむ半神の英雄ヘラクレス(Ηρακλής)の最初のターゲットとなり、その毛皮は彼を象徴する防具として知られるようになったよ。 |
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クレタ島の雄牛


『ヘラクレスとクレタの牡牛』
1634年 PD
| 名称 | クレタ島の雄牛(Κρὴς ταῦρος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | クレタ島の王座を狙うミノス(Μίνως)の願いに応え、海神ポセイドン(ΠΟΣΕΙΔΩΝ)がもたらした美しい雄牛。 |
| 『12の功業』に勤しむ半神の英雄ヘラクレス(Ηρακλής)に捕縛されたほか、牛頭人身の怪物ミノタウロス(Μινωταυρος)の父ともなった地味に重要人物(牛)だよ。 |
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牛頭人身の怪物ミノタウロス


『ミノタウロス』
1885年 PD
| 名称 | ミノタウロス(Μινωταυρος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | クレタ島の王ミノス(Μίνως)が海神ポセイドン(ΠΟΣΕΙΔΩΝ)を騙したため、呪いによって誕生することになった悲劇の怪物。 |
| 本人は特に悪いことをしていないものの、迷宮ラビュリントス(Λαβύρινθος)の最奥部に閉じ込められ、アテナイの王子テセウス(Θησεύς)によって討伐されてしまったよ。 |
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人面の獅子スフィンクス


『オイディプスとスフィンクス』
1864年 PD
| 名称 | スフィンクス(Σφινξ) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 エジプト神話 |
| ひとこと紹介 | 人間の女性の頭部と胸部、獅子の身体と爪、鷲の翼、そして蛇の尾を併せもつ、キメラ的なクリーチャー。 |
| 山岳地帯で人々を襲ったが、テーバイの王オイディプス(Οἰδίπους)に謎かけ勝負で敗北したため、自ら命を絶ってしまったよ。 |
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老婆の怪物グライアイ


『ペルセウスとグライアイ』
1892年 PD
| 名称 | グライアイ(Γραιαι) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 生まれながらに老婆の姿をしており、頭髪は真っ白で、両の目とすべての歯を失っていた三姉妹の怪物たち。 |
| 唯一残された1つの「眼球」と1本の「歯」を共有し、それらを順番に貸し借りして使うことで生活していたが、半神の英雄ペルセウス(Περσευς)にそれらを奪われて脅迫されたよ。 |
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悪蛇アポピス


| 名称 | アポピス(Apophis) |
|---|---|
| 登場作品 | エジプト神話 |
| ひとこと紹介 | 古代エジプトにおいて悪の化身とされた存在で、冥界に住み闇と混沌を象徴した。 |
| 太陽神ラー(Ra)の太陽の運行を妨害し、毎日、神々の一団と死闘を繰り広げたよ。 |
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巨狼フェンリル


『縛られたフェンリル』
1909年 PD
| 名称 | フェンリル(Fenrir) |
|---|---|
| 登場作品 | 北欧神話 |
| ひとこと紹介 | 巨大な狼の姿をしているが、れっきとした巨人族の一人で、最終戦争ラグナロクにおいて最高神オーディン(Óðinn)を討ち倒すと予言されていた。 |
| アース神族に対する憎しみを募らせ、予言通り主神を丸呑みにするが、その息子の森の神ヴィーダル(Víðarr)によって討伐された。 |
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大蛇ヨルムンガンド


『ミッドガルドの蛇を倒すトール』
1790年 PD
| 名称 | ヨルムンガンド(Jörmungandr) |
|---|---|
| 登場作品 | 北欧神話 |
| ひとこと紹介 | 人間の世界ミズガルズの大陸をまるっと取り囲むほどの、とてつもない大きさを誇る大蛇。 |
| 最終戦争ラグナロクにおいて、因縁の相手である雷神トール(Þórr)と対峙し、死闘の末に相討ちで果ててしまったよ。 |
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呪われし竜ファヴニール


『ジークフリートと神々の黄昏』の挿絵より-ファブニール
1911年 PD
| 名称 | ファヴニール(Fáfnir) |
|---|---|
| 登場作品 | 北欧神話 |
| ひとこと紹介 | もともとは父と弟と質素に暮らす人間族の男性だったが、黄金の指輪アンドヴァラナウト(Andvaranaut)の呪いによって欲に溺れ、家族を手に掛けて竜に変じてしまった。 |
| 英雄シグルズ(Sigurðr)によって討たれ、呪いの悲劇がなおも続くことを予言してこの世を去ったよ。 |
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暴れ川の化身ヤマタノオロチ


『日本略史 素戔嗚尊』 PD
| 名称 | 八俣遠呂智 |
|---|---|
| 登場作品 | 日本神話 |
| ひとこと紹介 | 古代日本の北陸地方にまたがって存在した、高志国(福井県・石川県・富山県・新潟県)からやって来る恐ろしい蛇の怪物。 八岐大蛇とも。 |
| 櫛名田比売命を生け贄として受け取るために登場し、建速須佐之男命の作戦によって酒に酔いつぶれ、眠っている隙に討伐された分かりやすい敵役。 |
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その他の被討伐・被捕縛系クリーチャー


『ステュムパロス湖のヘラクレス』
1875-1880年頃 PD
真の実力者?英雄でも滅ぼせなかった強キャラ系の怪物たち!
なかには、神々に選ばれし英雄でも勝利できなかった、
ガチ強キャラのモンスターも存在するんだ!
意外にも、物語の主人公が這う這うの体で逃げ出す
場面は、ちょくちょく見受けられるのじゃ
金羊毛の守護竜


| 名称 | 金羊毛の守護竜(Δρακων Κολχικος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | コルキスの地にある戦いの神アレス(ΑΡΗΣ)の聖域に棲み、一本の樫の木に吊るされた伝説のアイテム「金羊毛」を守護する、決して眠ることのない獰猛なドラゴン。 |
| 戦っていないので正確な戦闘力は分からないが、イオルコスの王子イアソン(Ἰάσων)が「金羊毛」を求めた際、コルキスの王女メディア(Μήδεια)が使う眠りの魔法によってようやく突破することができた。 |
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渦潮の怪物カリュブディス


| 名称 | カリュブディス(Χαρυβδις) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | イタリア半島とシチリア島の間にあるメッシーナ海峡の周辺に棲み、巨大な渦潮を発生させる存在として恐れられた海の怪物。 |
| イオルコスの王子イアソン(Ἰάσων)やイタキ島の王オデュッセウス(Ὀδυσσεύς)の物語に登場し、避けて通る以外に対処法がない別格の存在として描かれているよ。 |
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人喰いの怪物スキュラ


| 名称 | スキュラ(Σκυλλα) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | イタリア半島とシチリア島の間にあるメッシーナ海峡の周辺に棲み、通過しようとする船を襲って人間の肉を喰らう恐ろしい怪物。 |
| イオルコスの王子イアソン(Ἰάσων)やイタキ島の王オデュッセウス(Ὀδυσσεύς)の物語に登場し、避けて通る以外に対処法がない別格の存在として描かれているよ。 |
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人喰い巨人ポリュペモス


「巨人の頭と肩の肖像画」
1802年 PD
| 名称 | ポリュペモス(Πολυφημος) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 山の峰ほどもある巨大な体躯と、額の中央に丸い「一つ目」をもつ恐ろしい怪物。 |
| イタキ島の王オデュッセウス(Ὀδυσσεύς)の物語に登場し、主人公一派に目を潰されて逃走を許してしまうが、討伐されるには至らなかった屈強な種族だよ。 |
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人喰い巨人族ラエストリゴネス


| 名称 | ラエストリゴネス(Λαιστρυγονες) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 「テレピュロス」と呼ばれる神話上の都市に住んだ神々に近い存在で、巨大な体躯を有し、人間を生きたまま食べてしまう野蛮さと凶暴性を併せもった種族。 |
| イタキ島の王オデュッセウス(Ὀδυσσεύς)の物語に登場し、彼の船団を事実上の壊滅状態にまで追い込んだボスクラスの強キャラだよ。 |
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神々のゴタゴタは知らん!神話世界を優雅に生きた怪物たち!
神話の怪物といえば、神々や英雄たちの
物語に登場するのが常ではあるけど…
その一方、メジャーな出来事には関わらずに、
単体で存在感を放ち続けた生物もおるのじゃ
半人半蛇の怪物エキドナ


| 名称 | エキドナ(Ἔχιδνα) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 女性の上半身にとぐろを巻く蛇の下半身をもつ、巨大な雌竜の姿をしたクリーチャー。 |
| 最大最強の怪物テュポン(Τυφών)との間に数多くの怪物たちを産んだが、彼女自身はこれといった物語には登場していない。 |
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不死鳥フェニックス


『アバディーン動物寓話集』からの抜粋
12世紀 PD
| 名称 | フェニックス(Φοινιξ) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 鷲によく似た姿をしており、羽の色は「赤」と「金」で、その身体からは「太陽の光線」を、目や頭部からは「炎」を放つと信じられた不死の霊鳥。 |
| 終わることのない“復活”を繰り返し、自らが「父」となり、自らが「子」となる存在だったため、「不死」や「再生」、「永遠」といった概念と結びつけられた。 |
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合成獣グリフィン


「グリフォン」
1660年 PD
| 名称 | グリフィン(Γρύπας) |
|---|---|
| 登場作品 | ギリシャ神話 |
| ひとこと紹介 | 四足動物でありながら鳥のような性質もあわせもつ合成獣で、「鷲」の頭部と翼に、「獅子」の身体を備えていた。 |
| その大きさは狼ほどで、ライオンに匹敵するほどの力をもち、強力な嘴は岩をも砕いたと伝えられているよ。 |
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悪食の飛竜ニーズヘッグ


| 名称 | ニーズヘッグ(Níðhöggr) |
|---|---|
| 登場作品 | 北欧神話 |
| ひとこと紹介 | 世界樹ユグドラシル(Yggdrasill)を支える3本の根のうち1本が伸びる先、霜と氷の国ニブルヘイムにあるフヴェルゲルミル(Hvergelmir)の泉に棲んでいた毒属性の飛竜。 |
| 鋭い牙でユグドラシルの根に齧りついて、その養分を吸い取ったほか、罪人たちの遺体を好んで食したと言われているよ。 |
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死者を啄む大鷲フレースヴェルグ


| 名称 | フレースヴェルグ(Hræsvelgr) |
|---|---|
| 登場作品 | 北欧神話 |
| ひとこと紹介 | 世界樹ユグドラシル(Yggdrasill)の頂上、天の北端にとまり、その羽ばたきによって神々と人間の世界に風を起こした巨大な鷲。 |
| 死者の肉を貪り、その魂を運ぶ役割をもったとされ、人間族にとっては恐るべき存在でもあったと考えられているよ。 |
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その他の独立系クリーチャー


『プロクリスの死』
1495年頃 PD
【おまけ】種族単位で登場する神話生物たち
特にギリシャ神話には、種族単位で
個性的な神話生物が登場するんだ!
最後に、彼らの概要をざっくりと紹介しておくぞぃ
- 半人半馬の部族ケンタウロス
-
人間の上半身に馬の胴体をもつ神話生物で、基本的にはあまり賢くない輩っぽい連中。
賢者ケイロン(Χειρων)や渡し守ネッソス(Νεσσος)、友好的なポロス(Φωλος)などが登場する。
パパ、ときどきトトのゆるっと神話…
ケンタウロスとは?半人半馬の部族・起源・象徴・神話での役割を解説 | パパ、ときどきトトのゆるっと神話… ギリシャ神話より半人半馬の部族ケンタウロスをご紹介!ラピテス人の王イクシオンと雲の精霊ネフェレの間に誕生した種族で、短絡的で粗暴、酒と女を好む荒っぽい性格から、… - 半人半獣の精霊サテュロス
-
人間の上半身に山羊の下半身をもつ、好色で奔放、かつ陽気な精霊の一族。
老従者シレノス(Σιληνός)や青年アンペロス(Αμπελος)、音楽好きのマルシュアス(Μαρσύας)などが登場。
パパ、ときどきトトのゆるっと神話…
サテュロスとは?半人半獣の精霊・酒神ディオニュソスの従者を徹底解説 | パパ、ときどきトトのゆるっと神… ギリシャ神話より半人半獣の精霊サテュロスをご紹介!人間の上半身に山羊の下半身をもつ半人半獣の生物で、歌と踊り、酒を愛する自然界の精霊として神話のさまざまな場面に… - 自律行動型金属人形オートマトン
-
鍛冶の神ヘパイストス(Ἥφαιστος)あるいは伝説の工匠ダイダロス(Δαίδαλος)によって創られたとされる、その身に生命を宿した彫像・機械人形の総称。
青銅製人型決戦兵器タロス(Ταλως)やコーカサスの大鷲(Αετος Καυκασιος)、青銅製四足歩行型制圧用兵器カルコタウロイ(Χαλκόταυροι)などが登場。
パパ、ときどきトトのゆるっと神話…
オートマトンとは?“生命”をもった機械人形・作り手と逸話を徹底解説 | パパ、ときどきトトのゆるっと神話… ギリシャ神話より自律行動型金属人形オートマトンをご紹介!鍛冶の神ヘパイストスまたは伝説の工匠ダイダロスによって作られたとされる生きた機械人形で、人間や動物、怪物… - 巨人族ギガンテス
-
天空の神ウラノス(Οὐρανός)と大地の女神ガイア(Γαῖα)のあいだに生まれたとされる、上半身が人間で、両足が蛇の姿をした巨人の一族。
宇宙の支配権を賭けた大戦争「ギガントマキア(Γιγαντομαχία)」において、オリュンポスの神々にボコボコにされた。
パパ、ときどきトトのゆるっと神話…
ギガンテスとは?巨人族の神話・正体・神々との戦いを徹底解説 | パパ、ときどきトトのゆるっと神話さんぽ 今回はギリシャ神話より巨人族ギガンテスをご紹介!天空の神ウラノスの血液と大地の女神ガイアから生まれた、凶暴で強力な巨人の一族!怪物的なイメージが強いけど、実際の…


『パラスとケンタウロス』
1482年頃 PD
ギリシャ神話をモチーフにした作品
参考までに、「ギリシャ神話」と関連する
エンタメ作品をいくつかご紹介するよ!
おわりに
今回は、世界の神話に登場する怪物・クリーチャー・モンスターについて解説しました。
やっぱり、個性的な化け物が出てくると
テンション上がるわよね
アニメやゲーム、映画などにもよく出てくる名前だから、
初めて神話に触れるにはちょうど良い面々だよね!
パパトトブログ-ギリシャ神話篇-では、雄大なエーゲ海が生み出した魅力的な神々や彼らの物語をご紹介していきます。
神さま個別のプロフィール紹介や神話の名場面をストーリー調で解説など、難しい言葉はできるだけ使わずに、あらゆる角度から楽しんでもらえるように持って行こうと考えています。
これからも「ギリシャ神話」の魅力をどんどんご紹介してきますので、良ければまた読んでもらえると嬉しいです!
また来てね!
しーゆーあげん!
参考文献
- ヘシオドス(著), 廣川 洋一(翻訳)『神統記』岩波書店 1984年
- ホメロス(著), 松平 千秋(翻訳)『イリアス 上』岩波書店 1992年
- ホメロス(著), 松平 千秋(翻訳)『イリアス 下』岩波書店 1992年
- ホメロス(著), 松平 千秋(翻訳)『オデュッセイア 上』岩波書店 1994年
- ホメロス(著), 松平 千秋(翻訳)『オデュッセイア 下』岩波書店 1994年
- アポロドーロス(著), 高津 春繁(翻訳)『ギリシア神話』岩波書店 1978年
- T. ブルフィンチ(著), 野上 彌生子(翻訳)『ギリシア・ローマ神話』岩波書店 1978年
- 吉田 敦彦『一冊でまるごとわかるギリシア神話』大和書房 2013年
- 阿刀田高『ギリシア神話を知っていますか』新潮社 1984年
- 大林 太良ほか『世界神話事典 世界の神々の誕生』角川ソフィア文庫 2012年
- 中村圭志『図解 世界5大神話入門』ディスカヴァー・トゥエンティワン 2020年
- 歴史雑学探究倶楽部『世界の神話がわかる本』学研プラス 2010年
- 沢辺 有司『図解 いちばんやさしい世界神話の本』彩図社 2021年
- かみゆ歴史編集部『マンガ 面白いほどよくわかる! ギリシャ神話』西東社 2019年
- 鈴木悠介『眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々』日本文芸社 2021年
- 松村 一男監修『もう一度学びたいギリシア神話』西東社 2007年
- 沖田瑞穂『すごい神話―現代人のための神話学53講―』新潮社 2022年
- 杉全美帆子『イラストで読む ギリシア神話の神々』河出書房新社 2017年
- 中野京子『名画の謎 ギリシャ神話篇』文藝春秋 2015年
- 千足 伸行監修『すぐわかるギリシア・ローマ神話の絵画』東京美術 2006年
- 井出 洋一郎『ギリシア神話の名画はなぜこんなに面白いのか』中経出版 2010年
- 藤村 シシン『古代ギリシャのリアル』実業之日本社 2022年
- 中村圭志『教養として学んでおきたいギリシャ神話』マイナビ出版 2021年
- かみゆ歴史編集部『ゼロからわかるギリシャ神話』イースト・プレス 2017年
- THEOI GREEK MYTHOLOGY:https://www.theoi.com/
他…



























