
こんにちは!
今回は北欧神話より4つの世界を紹介するよ!



今回はまとめて紹介のパターンね



具体的には人間の世界ミズガルズ、ヴァン神族の世界ヴァナヘイム、白妖精の世界アールヴヘイム、黒妖精の世界スヴァルトアールヴヘイムの4つだよ!



それぞれ単独では記事にならないサブ的な要素のため、
今回はまとめて取り扱うぞぃ



ではさっそくいってみよう!
このシリーズでは、忙しいけど「北欧神話」についてサクっと理解したいという方向けに、「かんたん・わかりやすい」がテーマの神々の解説記事を掲載していきます。
厳しい自然環境が生み出した、欲望に忠実な神々による暴力的でありながらもどこかユーモラスな物語群が、あなたに新たなエンターテイメントとの出会いをお約束します。
人間味溢れる自由奔放な神々の色彩豊かで魅力的な物語に、ぜひあなたも触れてみてくださいね。
今回は、北欧神話の舞台を構成する9つの世界のうち、単独では記事にならない設定薄めの国々、ミズガルズ、ヴァナヘイム、アールヴヘイム、スヴァルトアールヴヘイムをご紹介します!



忙しい人はコチラから本編にすっ飛びじゃ
この記事は、以下のような方に向けて書いています。
- 北欧神話にちょっと興味がある人
- 北欧神話に登場する神さまのことをざっくり知りたい人
- とりあえず誰かにどや顔でうんちく話をしたい人
- 北欧神話に登場する4つの世界について少し詳しくなります。
- あなたのエセ教養人レベルが1アップします。
そもそも「北欧神話」って何?
「北欧神話」とは、北ヨーロッパのスカンジナヴィア半島を中心とした地域に居住した、北方ゲルマン人の間で語り継がれた物語です。
1年の半分が雪と氷に覆われる厳しい自然環境の中で生きた古代の人々は、誇り高く冷徹で、勇猛で死もいとわない荒々しい神々を数多く生み出しました。
彼らの死生観が反映された「北欧神話」の物語は、最終戦争・ラグナロクによって、神も人間もあらゆるものが滅亡してしまうという悲劇的なラストを迎えます。
現代の私たちが知る神話の内容は、2種類の『エッダ(Edda)』と複数の『サガ(Saga)』という文献が元になっています。
バッドエンドが確定している世界でなおも運命に抗い、欲しいものは暴力や策略を用いてでも手に入れる、人間臭くて欲望に忠実な神々が引き起こす様々な大事件が、あなたをすぐに夢中にさせることでしょう。


「北欧神話」の全体像は、以下で解説しているよ!


4つの世界ってどんな場所?
4つの世界がどんな場所なのか、さっそく見ていきましょう。



いくぜっ!
簡易データ
正式名称 | ミズガルズ Miðgarðr | ヴァナヘイム Vanaheimr | アールヴヘイム Álfheimr | スヴァルトアールヴヘイム Svartálfar |
---|---|---|---|---|
名称の意味 | 中央の庭 中央の囲いなど | ヴァン神族の故郷 | 妖精の国 光のエルフの故郷 | 黒妖精の国 黒いエルフの故郷 |
その他の日本語表記 | ミッドガルド ミッドガル | ヴァナヘイムル | アルフヘイム | スヴァルトアルフヘイム スヴァルタールヴァヘイムなど |
別名 | 中つ国 | ヴァナランド | リョーサルフヘイム | 特になし |
住んでいる種族 | 人間族 | ヴァン神族 | 白妖精リョースアールヴ(Ljósálfar) | 黒妖精デックアールヴ(Dökkálfar) |
主なロケーション | 特になし |
ミズガルズの概要


Canvaで作成
ミズガルズ(Miðgarðr)は北欧神話に登場する9つの世界の1つで、人間族が暮らす土地です。
原初の巨人ユミル(Ymir)の肉体から造られた円形の大地の中央には、天を衝くほどの高台がそびえ立ち、その頂にはアース神族の世界アースガルズ(Ásgarðr)がありました。
そこからちょうど見下ろせる場所、アースガルズの周囲をぐるりと囲むように築かれたのが、人間たちが暮らすミズガルズです。
この土地と神々の国は、虹の橋ビフレスト(Bifröst)*によって結ばれていました。
※「きらめく道」、「揺れる道」などの意
また、人間族の領域の外側、東方あるいは北方には、霜の巨人たちが暮らすヨトゥンヘイム(Jötunheimr)が広がっています。
基本的に、彼らは人間にとって脅威となる存在であるため、最高神オーディン(Óðinn)をはじめとする神々は、ミズガルズの周囲をユミルのまつ毛から造った柵で囲みました。
一説には、この柵自体の名称が「ミズガルズ」といい、それがそのまま人間の世界の呼び名になったとも言われています。






ミズガルズに点在する諸国は、4~10世紀までのゲルマン文化圏の国々がモデルになっているそうです。
また、『古エッダ』の「巫女の予言」では、ミズガルズを含むこの大陸は、神々が海中から引き上げたものとされました。
北欧の神々が見守る人間たちの世界ですが、そんなものが平和であるはずもありません。
アース神たちはしばしばこの土地に降り立ち、人間に変身して事件を引き起こしては、人々に混乱と不幸をもたらしました。
主神オーディンにいたっては、自らの手駒となる戦死者の魂エインヘリヤル(einherjar)をリクルートするために、事あるごとに人間たちの間に「不和」と「争い」の種を蒔いています。
神々の都合で戦乱が絶えなかったミズガルズでは、ヴォルスング家の王シグムンド(Sigmund)やシグルズ(Sigurðr)、ヘルギ(Helgi)などの英雄が数多くの伝説を残しました。




ちなみに、『ファイナルファンタジーVII』に登場する神羅カンパニーの本拠地「魔晄都市ミッドガル」の名称は、北欧神話におけるこの「ミズガルズ」に由来しています。
ヴァナヘイムの概要
ヴァナヘイム(Vanaheimr)は北欧神話に登場する9つの世界の1つで、ヴァン神族の神々が暮らす国です。
彼らの世界についての記述はほとんど残っておらず、正確な位置関係はおろか、そこがどのような場所であったのか類推することすら難しいとされています。
断片的な記述から、ヴァナヘイムは最終戦争ラグナロクの影響を受けずにすむ位置にあったとされ、ヴァン神族は終末の破壊による滅亡を免れたものと考えられています。
なお、『ヘイムスクリングラ』の序章「ユングリング家のサガ」によると、ヴァナヘイムはかつてタナクヴィースル(Tanakvísl)と呼ばれた土地、現在のロシア南端を流れるドン川の流域にあったとされました。


アールヴヘイムの概要
アールヴヘイム(Álfheimr)は北欧神話に登場する9つの世界の1つで、白妖精リョースアールヴ(Ljósálfar)が住まう国です。
この世界の実態についてはほとんど分かっていませんが、リョースアールヴたちは第3天ヴィーズブラーイン(Víðbláinn)にあるギムレーの館に住むともされたため、一般的には天界に位置するものと考えられています。
アールヴヘイムは豊穣の神フレイ(Frey)に乳歯が生えた際、そのお祝いとして彼に贈られた世界でもあります。




スヴァルトアールヴヘイムの概要
スヴァルトアールヴヘイム(Svartálfar)は北欧神話に登場する9つの世界の1つで、黒妖精デックアールヴ(Dökkálfar)が暮らす国です。
この世界についても詳しい記述はほとんど残ってませんが、デックアールヴは小人族(ドヴェルグ)とも同一視されたことから、おそらくは地下に存在するのだろうと考えられています。
『スノリのエッダ』では、フレイの従者スキールニル(Skírnir)がこの地に向かったとされました。


北欧神話をモチーフにした作品



参考までに、「北欧神話」と関連するエンタメ作品をいくつかご紹介するよ!
おわりに
今回は、北欧神話に登場する4つの世界について解説しました。



まぁ、主な舞台となる神々や巨人の世界
と比べたら設定は薄かったわね



それゆえに、創作ではイメージを広げやすいかもしれないね!
パパトトブログ-北欧神話篇-では、北の大地で生まれた魅力的な神々や彼らの物語をご紹介していきます。
神さま個別のプロフィール紹介や神話の名場面をストーリー調で解説など、難しい言葉は出来るだけ使わずに、あらゆる角度から楽しんでもらえるように持って行こうと考えています。
これからも「北欧神話」の魅力をどんどんご紹介してきますので、良ければまた読んでもらえると嬉しいです!



また来てね!
しーゆーあげん!
参考文献
- 山室静 『北欧の神話』 ちくま学芸文庫 2017年
- 谷口幸男訳『エッダ-古代北欧歌謡集』新潮社 1973年
- P.コラム作 尾崎義訳 『北欧神話』 岩波少年文庫 1990年
- 杉原梨江子 『いちばんわかりやすい北欧神話』 じっぴコンパクト新書 2013年
- かみゆ歴史編集部 『ゼロからわかる北欧神話』 文庫ぎんが堂 2017年
- 松村一男他 『世界神話事典 世界の神々の誕生』 角川ソフィア文庫 2012年
- 沢辺有司 『図解 いちばんやさしい世界神話の本』 彩図社 2021年
- 中村圭志 『世界5大神話入門』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2020年
- 歴史雑学探求倶楽部編 『世界の神話がわかる本』 Gakken 2010年
- 沖田瑞穂 『すごい神話 現代人のための神話学53講』 新潮選書 2022年
- 池上良太 『図解 北欧神話』 新紀元社 2007年
- 日下晃編訳 『オーディンの箴言』 ヴァルハラ・パブリッシング 2023年
他…
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