【公開日】2025年9月14日
※基本は非表示設定にしているので注記

こんにちは!



家族で『映画 キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』を見てきたから、今回はその感想を書くよ!



神話の神々を紹介するブログでそんなことしたら、
テーマがブレるんじゃないの?



実はこの作品、日本神話の超有名な名場面『天岩戸物語』
をモチーフにしているんじゃないかと思うんだ!



この記事では、映画のレビューを交えつつ、
元ネタになったと思われる神話の概要なんかもご紹介するぞい



難しい内容は端折るから、気軽に見ていってね!
当記事は、『映画 キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』のある程度のネタバレを含みます。
未鑑賞の方はご注意ください。
なお、記載した内容はあくまでも個人の考察レベルのものとなっております。
裏どりや検証は1㎜も行っておりませんのでご了承ください。
『映画 キミとアイドルプリキュア♪』の概要
というわけで、まずは今回の作品の概要をざっくりとご紹介!
ある日、珊瑚の妖精・トットに招かれたうたたちは、アイアイ島と呼ばれる不思議な島で開催される、[スーパーミラクルアイドルフェスティバル]に出演することに!
宇宙1のアイドルフェス開演!のはずが…?
突然、謎の生物があらわれて、アイアイ島と世界がピンチに巻き込まれちゃった…。
しかも大変!過去に飛んじゃった〜!?
ピンチを救うヒントは、島の女神の伝説と、島で出会ったアイドル嫌いの謎の少女・テラに隠されていて…?
公式サイトより一部引用
【公式サイト】









毎年公開される劇場版プリキュアシリーズの最新作ね



今回はタイムスリップもののようじゃのう



ここから先は、すでに映画を見た人向けの内容だよ!
【結論】日本神話の『天岩戸物語』をモチーフにしたストーリーだった!



と、思うよ、個人的には、多分…



そこは自信もって断言しなさいよ、ダッサイわねぇ
まずは、今回の作品『映画 キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』のおおまかなストーリーをおさらいしてみましょう。
今作のおおまかなストーリー
物語の舞台は1,000年前のアイアイ島。
守護女神アマスは、かつて島にやって来た「昭和」のアイドルを推しまくり、幸せな毎日を送りました。
しかし、ある日突然そのアイドルが姿を消し、1人残されたアマスは次第に塞ぎ込むようになっていきます。
すべてのやる気を失い洞窟に引きこもった女神は、そのわずかな隙を突くかのように、突如現れた「闇」に心を囚われてしまいました。
暗黒に飲み込まれるその刹那、女神アマスは一縷の望みを託して、自らの分身を別の場所へと逃します。
その分身こそが、今作のキーパーソン・アイドル嫌いの少女テラ。
時を超えて現れた、うたたちと出会った彼女は、アイドルがもつ力に魅力され、やがて女神の発見と島の救済を願うようになります。
物語の終盤、闇アマスは分身であるテラを取り込み、劇場版でお馴染みの巨大ラスボスとして登場。
そこで、アイドルプリキュア5人組とわんぷり勢、スカイプリキュア勢が一堂に会し、渾身のライブを披露することで、闇に囚われた女神アマスの心を浄化することに成功しました。
島の守護女神の座を受け継いだテラは1,000年の眠りにつき、元の時代に戻ったうたたちと、久々の再会を果たします。
めでたし、めでたし。



いやー、大人が見ても普通に面白かったわね



でも、これが日本神話とどう関係があるのかしら?



まずは、主要キャラクターの名前を見てみてくれい!
推しのアイドルを失って引きこもった女神「アマス」、そして、うたたちが出会ったアイドル嫌いの少女「テラ」
「アマス」+「テラ」=「アマテラス」



我が国の最高神にして太陽神、
天照大御神のことやないっかーーーーい!!!


つまり、そういうとこです。



名前のモジリというか、関連がありそうなのは分かったけど、
それだけといえばそれだけのことじゃないの?



実は、今作の内容自体も、天照大御神が登場する有名な逸話
「天岩戸物語」によく似ておるのじゃ
というわけで、『天岩戸神話』のストーリーもざっくりと押さえてみましょう。
『天岩戸神話』のおおまかなストーリー
高天原を治める太陽の女神・天照大御神は、乱暴者の弟・建速須佐之男命の傍若無人で破壊的な振る舞いにドン引き。
すべてが嫌になり、最高神としての職務を放棄して、天岩戸の洞窟の奥に引きこもってしまいます。
太陽を司る女神が姿を消してしまうと、当然ながら世界は闇に包まれ、悪鬼羅刹や魑魅魍魎の類が跋扈して、天も地も大混乱に陥りました。
事態を重く見た日本の神々は対策を話し合い、後に「三種の神器」にも数えられる「八咫鏡」や「八尺瓊勾玉」を用意して、天照大御神を外に引っ張り出す作戦を実行に移します。
この計画の真打ちとして登場するのが、芸能と踊りの女神・天宇受売命です。
彼女が小気味良い調子で踊り出すと、参加した神々はおおいに喜び、会場のボルテージは最高潮に達しました。
外の楽しげな雰囲気が気になった天照大御神が、天岩戸の隙間から少し顔を覗かせた瞬間、力持ちの神さまが彼女を外に引っ張り出し、再び太陽が外の世界に姿を現します。
こうして、世界は元の状態を取り戻し、天の神々も地上の人間たちも、平穏な暮らしに戻ることができました。
めでたし、めでたし。


「天岩戸神話」の詳細はコチラ!





個人的には、要所要所が良く似てると思うんだよなあ〜
上記2つの物語について、筆者が個人的に共通点だと感じたのは、主に以下の2点です。
- 国(あるいは島)を守る重要な女神さまが、何らかの事情で職務を放棄。
洞窟に引きこもって、残された人々が困りまくる。 - そんな女神さまを救い出して世界に平穏を取り戻すのが、「歌」と「踊り」を生業とする芸能の人たち。



これに加えて、「アマス」と「テラ」という
名前の符号というわけじゃの



これはもう、確信をもっても良いのではなかろうか…
というわけで、当ブログの筆者は個人的に、
『映画 キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』は、日本神話の「天岩戸物語」をモチーフにした作品である
という説を”推して”います!
【公式サイト】


その他、雑多な感想
上記の説が本当に正しいのかどうかは分かりません。
しかし、アイドルグループである今回のプリキュアと、「歌」や「舞踊」などの芸事を司る天宇受売命をリンクさせたのは、個人的にメチャクチャおしゃれだしクレバーだし、センスが良すぎるなと思いました。



誰目線やねん、とかいうツッコミはなしね
この女神もまた、踊ったり歌ったりすることで神々を喜ばせ、世に安寧をもたらす役割を担っていたからです。
天宇受売命の詳細はコチラ!


また、女神アマスが、わりとメチャクチャ個人的な理由で引きこもったのも、神話界隈的には高ポイント。
そう、神さまって死ぬほど身勝手な理由で、人々や世界を大混乱に巻き込むものなんです。
高尚で立派な考えがあったとかではなく、大好きなアイドルがいなくなったから、うん、神さまとして模範生まであります。
天照大御神の詳細はコチラ!


日本神話の物語をベースにしている(と思われる)のもあってか、今年の劇場版はストーリーも非常にしっかり作り込まれており、大人が見てもじゅうぶんに楽しめるクオリティなのではないかなと感じました。



子供向けに完全に振り切った、
前作みたいなタイプも良かったけどね!



結論、連れて行ったパパママもしっかり
と楽しめる作品になっとるぞぃ


余談:かっぱ寿司でキャンペーンやってた
映画を見終わった後、娘が突然こう言うんです。



かっぱ寿司行きたい



いくらが食べたくなった
親どもは全く寿司の気分ではなかったのですが、今日は子どもデー。
やつの望むまま、かっぱ寿司にて昼食としたんです。
すると、同店では現在、以下のようなキャンペーンが実施中であると判明!
(2025年9月14日時点)
劇場でもらえる「光る!ミラクルアイアイブレス」をレジにて提示すると、アイドルプリキュアのクリアファイルなんかがもらえるのだそうな。


↓


そんな事前情報まったくなかったのに…
娘よ、おまえは第六感のような力をもっているのか…
―完―